Always Have, Always Will

トーチウッド、OZ、ブラシス、スパルタカスなどの海外ドラマを中心に感想(という名のツッコミ)を書いています。

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※ネタバレがあります。これからご覧になる予定の方は注意してください。
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(左から)'Max' Maximilien(Clive Owen)、Horst(Lothaire Bluteau)
「ベント 堕ちた饗宴」1997年 日英合作

第二次大戦の戦時下。マックスはゲイ。パーティで知り合ったドイツ人将校ウォルフと意気投合。身体の関係を結ぶが、翌朝、彼の住むマンションにナチの手入れが入る。ユダヤ人、そして同性愛者が弾圧の対象となり、ゲイのドイツ将校を捕らえに来たのだ。マックスと彼の同棲相手であるダンサーのルディは、間一髪ナチの手を逃れる。
ナチの手からは逃れられたものの、家も生活の手立ても失うふたり。ルディがやっと肉体労働の仕事を見つける。そこで細々と生活するふたりだったが、そこにもナチの手は迫った。必死で逃げるものの、犬を使った捜査に追い詰められるふたり。結局捕まってしまう。
護送される列車の中、唯一メガネを掛けていたルディが、ナチス将校の目に留まる。貨車から連れ出せれた彼は暴行を受け続ける。マックスは彼を助けようとするが、同じく捕らえられている一人の男から、「彼を助ければ殺される」と忠告を受ける。
マックスの名を呼ぶルディ。ナチス将校がマックスに「友人か?」と尋ねるが、認めれば殺されるとわかっている彼は、それを否定。ルディは殺され、貨車から投げ出される。その後マックスは将校に呼ばれ、13歳の少女を犯すように命令される。ゲイだと知られたくないマックスは彼女を犯し、少女はその後銃殺される。
収容所についたマックスは、ただ右から左へ、左から右へと石を運ぶだけの、無益な仕事をさせられる。意味のないことをさせることによって、意思を削いでいくためだった。マックスは将校に金を出し、その仕事にもうひとり就けて貰うよう頼む。そうしてきたのが、あの列車でマックスに忠告した男ホルストだった。ホルストは最初のうちは無為な仕事に愚痴を零していたものの、次第にマックスに性的な魅力を感じ始める。性的欲求の開放を望む彼らは、一切触れ合うことなく、互いに言葉を掛け、感じ、そして達する。
ホルストはマックスに愛を告白するが、マックスは自分をゲイだと認めず、今は名前を忘れてしまったルディのことが頭を離れない。自分が愛せば、その者を殺すことになると考えているのだ。マックスはホルストの愛を拒絶し、自分を憎むようにと言う。
季節は夏から冬に変わり、ホルストは病気になる。マックスは言葉の内に彼を抱き、暖めるのだった。
ホルストの病は春になっても治らず、咳はますますひどくなる。マックスは新任の将校に近づき、ホルストのために薬を手に入れるが、翌朝それがばれてしまい、彼は銃殺される。
将校らが遺体の始末をするようマックスに言って去ると、マックスはホルストのピンク・トライアングル(ゲイの印)の付いた服を脱がせ自分が着ると、彼への愛を認め、両手で高圧電流の流れる鉄条網を掴んだ。


イスラエル映画「The Bubble」で出てきたので見てみました。舞台の映画化です。
主演のクライブ・オーウェン、この役のためにかなり体重を落としたんでしょうか? 首がやたら細くなってて驚きました。
脇役陣がすごく豪華です。冒頭のパーティでは、ミック・ジャガーが女装姿で歌っています。他にも主人公の叔父にイアン・マッケラン、ナチの将校役にジュード・ロウやルパート・グレイブス(「モーリス」のアレック・スカダー役)が出ています。ホルスト役のロテール・ブリュトーさん、調べたら、刑務所ドラマ「OZ」の気弱なフランス人(ワングラーに靴取られた人)だったんですね! イメージが全く違ってたのでびっくりです。マックスのトリック相手・ドイツ将校役のニコライ・ウォルドーさんが美しかったです。
ピンク・トライアングルって、これが由来だったんですね。あのマークの背景に、こんな悲しいストーリーがあるなんて知りませんでした。
冒頭のパーティが怪しすぎます。倒錯的…っていうか。女装の人はたくさんいるし(多分男装の人も)、あっちこっちで性行為に及んでいる人たちがいて、男女はもちろん男同士、女同士のカップルもいました。なんの予備知識もなく見たので、ミック・ジャガーの女装にはド肝を抜かれました^^;
言葉だけで達するシーンは官能的でした。あれがもっと高次元的になると、スタトレのスポック博士みたいに精神交接ができるのかも、と思ったり^^; 男性って女性に比べて想像力がないらしいんですよね。でもなおかつ達したのは、よほど飢えていたってことなんでしょうか。あんな中でもやっぱり性的欲求を持っていたという人間の生命力(?)の強さに驚かれます。(マックスの方がウケだったのもちょっとびっくり) それから、彼らが達するのを邪魔できなかった、とホルストが喜んだところ。抑圧された中での、ささいではあるけど確かな"勝利"だったに違いないと思います。そんなところにも生命力を感じました。
言葉だけで暖めるシーンも良かったです。マックスの言葉が段々と温かみを持って、ふたりがまわりに暖かな空気を纏っているように見えました。
ルディや少女を犠牲にして生き延びたのに、最後は自殺。皮肉です。よりどころの無い場所での生き難さを感じました。失ってからやっと彼への愛を認められる、というところも、悲しく切ないです。

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  • Author:ゆうき
  • 洋画、海外ドラマ、ドキュメンタリーが好き。
    割りと飽きやすいので感想が完走してないのも多いです(^^;
    たまに萌えが炸裂している感想もあるのでご注意下さい。(一応直前に警告文を入れています)

    画像は「ブラザーズ&シスターズ」のケヴィンことマシュー・リースさんです♡ 出演作をレビューしています。

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