※ネタバレがあります。これからご覧になる方はご注意ください。
"シューパクロン"・ハクフォン(張[木百]芝 セシリア・チャン)
"トリの羽根"・ガイ(呉鎮宇 フランシス・ン)
「小白龍-情海翻波 the white dragon」 2004年 香港作品
天下の義賊シューパクロンことハクフォンは、笛の音で盲目の殺し屋"トリの羽根"を誘き寄せ、彼を倒そうと計画したものの、返り討ちに遭う。ピンチの最中、ハクフォンはシューパクロンとなったきっかけを思い起こす。
ハクフォンは裕福な家庭で育った平凡なお嬢様。楽器演奏が得意で、学校では彼女の独奏会が開かれることも。ハクフォンは独奏会で第二王子のティンヨン殿下と出会い、玉の輿を夢見ている。そんな彼女の人生を変えたのは、数日後にティンヨン殿下とのデートを控えた晩だった。
依頼でハクフォンが通う学校の校長を暗殺に来た"トリの羽根"。彼が目的を果たすと、そこへシューパクロンが現れる。彼女は戦いの末倒れるが、そこへハクフォンが偶然現れる。死期を悟った彼女は、ハクフォンに力を授け、義賊として戦うよう言い残す。ハクフォンは二代目シューパクロンとなった。
殿下とのデートを迎えたハクフォン。二人は楽しい時を過ごすが、殿下が部屋に戻るとそこには"トリの羽根"が。それは殺し屋"トリの羽根"の殺人予告だった。"トリの羽根"は悪人しか狙わないため、ハクフォンは「殿下はよい方だから狙われるのは間違い」と慰めるが、殿下は「前にも命を狙われたことがある」と怯える。ハクフォンは彼を守ると誓う。そうしてハクフォンは、"トリの羽根"を追うことになったのだ。
死を免れた先代シューパクロンから、「どんな者にも急所はある」と教えられたハクフォン。再び笛の音で"トリの羽根"を誘き出し、罠に嵌めて彼のツボというツボを突くが倒せず。彼の股間を蹴り上げるも、反対に自分の足を骨折してしまう。
骨折の痛みで気絶したハクフォンを、自宅へ連れ帰って介抱した"トリの羽根"。彼女のわがまま振りに呆れながらも、彼女の笛の音に惹かれており、彼女自身にも惹かれていった。ある日、饅頭嫌いのハクフォンのために、点心・小龍包を考え出す。その夜、"トリの羽根"の身の上を聞いたハクフォンは、星が見たいという彼のために笛を吹く。彼が殺し屋をやっているのも、目を治す資金を集めるためだった。"トリの羽根"は初めてハクフォンに本名を名乗る。彼の名はガイといった。
ハクフォンはガイの買ってきた伝書鳩を使ってティンヨン殿下と手紙のやり取りを始める。ある日ガイは、落ちた手紙を拾うとそれを都でロクに見てもらい、それがハクフォンがティンヨン殿下に宛てたものであることを知る。偶然お忍びで店へ来たティンヨン殿下に遭遇したガイは、彼を殺そうとする。だが、ハクフォンへの土産を見てる彼を見て、ふたりが愛し合っているのを感じ取り、彼を殺すのを止める。
ハクフォンに「ティンヨンを殺さないで」と言われ、もみ合っているうちに背中の急所を刺されたガイ。ハクフォンは彼の元を飛び出し、"トリの羽根"はロクの元へ行き、殺し屋を辞めると宣言する。目を治すことを諦めた彼は、貯めた金を川に投げ捨てる。
ハクフォンの元へ現れた殿下。彼女に求婚する。それを受けたハクフォンだったが、彼女の心には迷いがあった。
ガイが殺しの依頼を断ったことで、仲介役のロクが暴行される。それを見ていたガイは自ら名乗り出、近く処刑されることに決まる。殿下にガイの命乞いをしたハクフォンだったが断られ、処刑日当日、ハクフォンは殿下との婚約を解消しシューパクロンとなって、処刑を急ぐティンサン皇太子と対峙する。皇太子が処刑を急いだのは、彼がティンヨンの殺害を依頼したからであり、口封じのためにガイを殺したいからだった。皇太子は捕らえられ、ティンヨンが皇帝となった。
ガイは罪はあるものの次期皇帝の命を救ったということで恩赦に。二度と殺しをしないという条件で許される。ハクフォンにも栄誉が与えられる。
皇帝の計らいで目の手術をしたガイだったが、手術は失敗。ガイは、急所を刺されたとき一瞬だけ見えたハクフォンの顔を脳裏に刻み、ハクフォンは一生ガイの目になると誓った。
タイトルを見て普通に恋愛ものかと思ったら(しかも相手役は殿下のほうかと)、ギャグも満載だったので笑うと同時に驚きました。
まず冒頭の独奏会のシーン。かわるがわる色々な楽器を弾き(ひとり女子十二楽坊w)、最後に琵琶のような楽器(知らんがな)をハードロックかヘヴィメタルよろしく弾いて叩き壊す。むちゃくちゃで笑えました。
大爆笑だったのが、先代シューパクロンがハクフォンに力を授けるシーン。原語ではなんて言ってるのか分かりませんが、字幕だと先代が「ダウンロード」って言って、いきなりウィンドウズのコピー中のアニメーション(紙が左から右に移動していくアレ)が表示!(笑) 後日の先代の「焦ってたからブロードバンドで送った」という訳わからん説明も可笑しかったです。シューパクロンになったハクフォンが、真っ先に友達の家に押し入ってたのがまた笑えました。実は友達のこと好きじゃなかった?w 単に間取りや警備の様子が知れてるからかな?
ハクフォンがガイの股間を蹴って、逆に足の骨を折っちゃうのも有り得なさすぎw 「鍛えてるから」ってどんな風にどんだけ鍛えてるんだってw それか、鉄で出来たパンツかふんどしでも付けてるんでしょうか。
ハクフォンと殿下のデートもさりげなく可笑しかったです。オレンジのマウスピースとかw 木で出来たローラーブレードって斬新でした!
あとは、マックとかケンタッキーとか、時代錯誤ネタが満載でしたw
キャラで可笑しかったのはゲイヤン。研究が熱心過ぎて、そばでハクフォンが盗みを働いていても気が付きません。アイスの棒みたいな検査薬に「陽」って書いてあるのが笑えます。陰性のときは、反応しないんだから「陰」とはでないのかな? ここのところよく解らなかったのですが、殺人依頼の羽根だけ先に撒いておいて、後でガイに殺人依頼したってことで合ってるでしょうか?
肝心のジャンユーさん演じるガイですが、変な髪形で出てきたので、最初は変な人かと…。見えないから髪形にもこだわらないんでしょうね。見えないのに松葉杖作ったり車椅子作ったりできるのが凄い! 器用過ぎます!
ガイが殺し屋を辞めようと決意した後の、ハクフォンとのシーンが見ものでした。今までそれで特に不自由も無く生活できていたのに、ハクフォンの顔を見たいということで、急に目が見えないことによるもどかしさや苛立ちを感じ始めたのがよく解ります。ガイの彼女への気持ちとは裏腹に、まだガイへの気持ちを自覚して無いハクフォンの態度を見ると、切なくて胸が痛みました。最後、手術が成功しなくて結局見えないままだったのですが、彼の目が見えないことで一層絆が深まった気がして、あれはあれで良かったのかもしれないと思いました。
振られた殿下はちょっと可哀想でしたが、婚約破棄の理由も納得してるようなのでよかったかな。
余談ですが、特典のイップ監督が笑えますw 凄く楽しそうな撮影現場でした。
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