第1章「悪いニュース」
ゲイのルイスは、祖母の葬式の後、恋人のプライアーからAIDSであることを告白される。恐ろしさのあまり現実を受け入れられないルイスは、プライヤーを見捨てるかどうか悩む。
やり手の弁護士ロイ・コーンからワシントンの司法省へ行くよう誘われた裁判所の主席書記官ジョーだったが、妻ハーパーが同意せず、返事を保留する。
夫がなにか隠し事をしていると感じ取っているハーパーは、精神安定剤を飲んでは現実逃避し、世界が終わるのを静かに待っている。あるとき彼女は幻想のなかでプライヤーと出会い、彼から「夫はゲイだ」と告げられる。モルモン教では同性愛は禁じられており、ハーパーはショックを受ける。ハーパーは仕事から帰ったジョーをゲイではないかと詰問するが、ジョーは否定する。
ロイは主治医からAIDSだと診断される。だが自分をゲイだと認めないロイは信じようとせず、自分に悪いレッテルを貼りたがっていると批難し、自分は肝臓ガンだと言い張る。主治医は深刻な状態だとロイに忠告する。
第2章「試験管の中で」
プライヤーの病状は悪化し、呼吸困難で倒れ入院する。プライヤーの姿を見るのに耐えられなくなったルイスは彼の元から去る。
ジョーはハーパーに天使と不利で不毛な戦いを続ける夢を見続けていると話し、神から見放されるのを恐れる。
妻のためにワシントンに行けないというジョーに、ロイは"ガン"を告白。仕事を請けるように説得する。
プライヤーは友人で看護士のベリーズに、幻覚や幻聴があることを告白。薬を変えたほうがいいというベリーズに、彼は"声"を聞きたいのだと話す。
ロイが弁護士会から資格を剥奪されることに。審問会で不利に働くと確信しているロイは、審問会の中に自分の仲間が必要だと、ジョーにワシントンに行くよう言う。
ルイスと同じ職場で働くジョーは彼と出会い、自分にはないその率直さに惹かれていく。その夜ジョーは、母親に自分がゲイであることを告白。翌朝、ジョーはハーパーにもゲイであることを告白しようとするが、彼女はそれを拒否し姿を消してしまう。
ルイスはプライアーに家を出たことを話し許しを請おうとするが、彼はルイスを拒否する。
80年代のアメリカが舞台です。この時代AIDSは同性愛者や麻薬常習者の病、死の病として恐れられていました。同性愛を禁止している宗教では、当然のようにそれは天からの罰のように受け取られました。
恋人のプライヤーの病状が悪化し、そばで徐々に衰弱していく姿を見るのは大変辛いことだと思います。でも去るなら二度と顔を見せないつもりで出て行って欲しかったと思います。自分の罪悪感を軽減しようとしているのか、許しを請いに行くルイスはずるいし情けないよ…
モルモン教って同性愛禁止は勿論、一生独身であることも許さないみたいですね。しかも結婚するなら相手もモルモン教徒か改宗可能な人でないといけないらしい。そんなだから、真面目で信心深かったジョーは自分を抑えてハーパーと結婚するしかなかったんでしょうね。彼女を愛してるという言葉は嘘じゃないと思いますが、恋人に対する愛情とは別物なんだと思います。
アル・パチーノ演じるロイ・コーンは迫力がありました。凄みがあります。じわじわと締め付けられるような威圧感があります。普段自信満々なのに、頑なにAIDSやゲイであることを認めたがらず、自分を否定しているようで滑稽ですらあります。彼がジョーの背中を撫でてたときの手が卑猥でした(笑) ジョーを狙ってるのかな?とかw
ロイ・コーンは実在の人物で、「赤狩り」の先鋒でした。このドラマでも実在の彼と同じ末路を辿ります。
http://ja.wikipedia.org/
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