Always Have, Always Will

トーチウッド、OZ、ブラシス、スパルタカスなどの海外ドラマを中心に感想(という名のツッコミ)を書いています。

Category [舞台 ] の記事

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プルーストの自伝的長編小説「失われた時を求めて」が題材になっているバレエです。振付・演出はローラン・プティ氏。

第一幕 
ヴェルデュラン邸での演奏会。皆がおしゃべりや音楽を楽しむ中、"私"はひとり過去に思いを馳せる。
第二幕
Vinteuilのソナタの短いフレーズ または 愛の音楽
スワンとオデットの舞。
第三幕
サンザシ または 妖精の言葉
スワンとオデットの娘ジルベルトの舞。
第四幕
カトレアの真似 または 情熱の象徴
スワンとオデットの舞。
元高級娼婦の情熱的なオデットに翻弄されるスワン。
第五幕
花の中の少女たち または 魅力的な休日
少女たちの舞。
"私"はその中のひとりの少女、孤児のアルベルチーヌに恋をする。
第六幕
アルベルチーヌとアンドレ または 牢獄と疑念
アルベルチーヌとアンドレの舞。
恋人の少女アンドレと戯れるアルベルチーヌ。
第七幕
眠る彼女を見ている または 現実的な敵
"私"、そして"私"とアルベルチーヌの舞。
"私"はアルベルチーヌを閉じ込め監視する。
第八幕
シャルリュス男爵 - 捉えどころのない顔
シャルリュス男爵と音楽家モレルの舞。
男色家の男爵は、モレルの中に理想の人格化である天使を見て一目惚れする。
第九幕
シャルリュス男爵 - 不可能に敗れる
シャルリュス男爵、モレル、娼婦たちの舞。
娼館でモレルが娼婦たちや男性と関係しているのを見た男爵は衝撃を受ける。
第十幕
シャルリュス男爵の堕落
シャルリュス男爵と兵士たちの舞。
ショックを受けた男爵は、腹いせに次々と兵士たちを誘い、痛めつけられる。
第十一幕
見知らぬ土地での偶然の出会い
男性3人と女性1人の舞。
第十二幕
モレルとサン・ルー または 天使たちの戦い
サン・ルー、そしてモレルとサン・ルーの舞。
ゲルマント公爵夫人の甥であるサン・ルー侯爵に出会ったモレルは、彼を誘う。
サン・ルーは抗いながらもモレルに惹かれていく。
第十三幕
これは死のアイデア - まるでつまずいたように語り手が世界を見ること、墓の入口を前にして。
ゲルマント公爵夫人と使用人たちの舞。
演奏会で皆がおしゃべりや音楽を楽しむ中、ひとり過去に思いを馳せる私。


管理人はこの小説を読んだことがないので、各シーンとの関連がイマイチわかりません ブックレットに解説らしきものがあったのですが、ほぼフランス語とドイツ語でわかりませんでした なのでネットであらすじを読んでシーンに当てはめてみました。違ってましたらすいません。
今回は非常に感想が書き辛いので、ツッコミ気味にいきます(笑)

第一幕の、スワンとオデットなんて、もろ「スワン・レイク」な名前ですね~ オデットが高級娼婦というわりには、このときの踊りは初々しく見えました。
第五幕の少女たちのダンス、なんだか白鳥を連想させる振り付けがあります。ここで登場のアルベルチーヌは実はレズビアン。ガールフレンドとキャッキャしている様子が可愛かったです。第七幕で彼女と暮らし始めた"私"(プルースト)は、彼女の"悪習"を絶とうと、彼女を軟禁状態にしてしまいます。弱々しく"私"を拒絶するアルベルチーヌが痛々しいです
さて、サイト的にここからが本編(ぉぃ
第八幕での、シャルリュス男爵がモレルを見た時の、ウキウキ振りがたまらんです!(笑) 結構な老齢なのに凄く元気になって、もう春がきたか!って感じなくらいウキウキワクワク(笑) 海外アニメで見る、女性に一目惚れした男性が、目をハートにしながら彼女の周りをビョーンって跳ねてるイメージのまんまです! 舞い上がっちゃってます! モレルが何かやるたびにいちいち感動してる男爵がなんだか可愛いし、そんな男爵に気を良くしてるモレルのちょっとすました表情がまたいいです
第九幕はモレルの放蕩ぶりを表すシーン。男女かまわず次々と関係を持ってしまうモレルに大ショックの男爵! もう身体が崩れ落ちんばかりに嘆きます。寄ってくる娼婦たちにもうるさいとばかりに追い払います。勝手に理想だとか天使だとか崇めておいて理想と違ってたからって… もう男爵ったらウブねぇ~ それはともかく男爵は表現力が凄い! 絶望感に溢れています。
なんとここではモレルが全裸になります! モレル役のステファン君は肩幅があって男らしい肉体が魅力的 男爵が踊ってる間にずっとベッドの上でポーズを取ってるんですが、それは彫像のように美しいです
第十幕、男爵は腹立ち紛れにカード遊びに熱中していた兵士4人を誘います。が、断られしまいます。でも懲りずにまた誘いをかける男爵 とうとう兵士たちにボコボコにされてしまいました(汗) 兵士4人が皆美青年マッチョで素敵 ところで、一番生命力に溢れてるのって、何気にこの男爵じゃないですか?! 一番年上なのに… っていうか男爵に三幕も費やされてるのが凄い!
第十二幕、モレル、サン・ルーそれぞれに天使の姿を投影しています。野心家でバイのモレルは、自分の愛人になった男爵の親類サン・ルー侯爵に目を付け、情熱的に彼を誘います。若干機械体操のようでもありますが、若く溌剌とした躍動感と情熱に溢れています。そして妖しく美しい~ まるで双子みたいに、鏡合わせのような振り付けがまたいいですね~ モレルとサン・ルーを対比してるようで。サン・ルー(マチュー・ガニオ君)は美形で天使って感じですが、モレル(ステファン・ビュリオン君)は? 一応堕天使ってことみたいですが、堕天使っぽくもないんですよね~ 見た目が可愛くて毒気がないから。でもその清純そうな可愛い顔だから、男爵もコロッと騙されたんですね、わかります。モレルに誘われてる時の、サン・ルーの苦悩の顔に萌えます 憂いがあってたまりません!
第十三幕のタイトルを上手く訳せなかったので原文を書いておきます。「"This is idea of death" in which the narrator sees the world if it scratched "before the entrance to the tomb"」です。小説の「敷石につまずいて、前にもこんなことがあったと昔を思い出した」っていうエピソードから来たタイトルなんでしょうか? 現在の"私"が、石像のように全く動かなかったのが不気味でした あまりに動かないので、もしかしたら色々思い出してる最中に亡くなってしまったのかな?とか思ってたのが、最後に突然両手を上げたのでビックリ! ゲルマント公爵夫人や使用人も驚いていたので、同じことを思ってたのかも?
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AMP_CarMan01.jpgDinoの自動車工場では、若者が多く働いてる。Dinoは妻Lanaに食堂を経営させているが、彼女は嫉妬深く拝金主義のDinoにはうんざり。Lanaの妹Ritaは、Lanaの店で働くウェイトレスで、Angeloはその恋人。工場の若者たちは、下働きをしているAngeloをバカにしている。工場の就業時間を終え、皆が食堂で騒いでいると、そこへ流れ者のLucaがやってくる。彼を見たLanaは、一目でLucaに惹かれてしまう。そんなLanaにLucaもまんざらでもない様子。そこへDinoが帰ってきて、Lucaは彼に自分を雇うように頼む。
AMP_CarMan02.jpgいつもバカにされからかわれて落ち込んでいるAngeloを慰めるRita。彼女の優しさに気を取り直すも、工場で働く若者たちとそのガールフレンドたちがやってきて囲まれ、セックスの真似事をさせようとする彼らにからかわれてしまう。その様子を見ていたLucaが、男たちを払いのけてAngeloを助ける。LucaはDinoのところで働くことになり、Lanaは嬉しくも戸惑いを見せる。
うだるような夏の暑さで皆が仕事に身が入らない中、Lucaだけは真面目に仕事をしている。Lanaはそんな彼に好感を持つ。Lucaに助けてもらったAngeloは、彼に喧嘩の仕方を教えてもらう。その様子を、LanaとRitaは微笑ましく、工場の若者は面白そうに見ている。Ritaはそのうち、Angeloに接するLucaを見て、彼になにかを感じる。
食堂の仕事がつまらないLanaは、男たちの目を惹くように踊り始める。が、Dinoが事務所から出てきて、しかたなく皆は仕事に戻る。Dinoが外出すると、LucaはLanaに近づき、彼女を抱き寄せる。夜、帰ってきたDinoは、家の中で下着姿のLanaを窓の外から見る。家に入ろうとしたDinoに気づいたLanaは、間一髪Lucaを家から出すことに成功。Dinoは外で出会ったLucaのいう嘘を信じ、彼がLanaと関係したことには気づかない。だが、偶然外に出てきたRitaが、Lucaに向かって靴を投げるLanaを見て、ふたりが関係したことを知る。LucaがRitaに姿を見られて逃げ出す。
AMP_CarMan03.jpg皆が車で恋人との時間を過ごす中、小刻みに揺れる一台の自動車。中から出てきたのはLucaとAngelo。ふたりはキスを交わす。LanaとAngeloはすっかりLucaに魅入られてしまう。
仲間が結婚した記念にパーティをするDinoと工場の若者。記念撮影を撮ろうとしている時に、ふとLucaがLanaの尻に触っているのに気づく。Dinoが怒りだしてLanaと言い争いを始め、Ritaが仲裁に入ろうとするが彼の気は収まらず、Ritaにも手を出してしまう。騒ぎになってしまい、出ていこうとするLucaをLanaが引きとめようとする。Lucaは再びLanaを抱いてしまい、現場をDinoに見られる。喧嘩になり、思い余ったLanaはDinoをスパナで殴ってしまい、LucaはLanaを襲おうとしたDinoを殴ってしまう。Ritaは血まみれのスパナを持ったLucaに気づいて通報する。Dinoが死んだと思い、ふたりが遺体を隠そうしたところへ人の気配がして事務所に隠れる。が、Dinoは死んでおらず、やってきたAngeloに襲いかかって絶命。LanaはAngeloがDinoを殺して自分を強姦したように見せかけ、AngeloはRitaの報せでやってきた警官に逮捕され、何が起きたか理解できないまま連れて行かれる。
Dinoの遺産で店をキャバレーに改築してLanaと豪勢に暮らし始めるLuka。賭け事に興じていたLucaだったが、バーテンダーの姿がふいにAngeloと重なり、罪悪感から逃げるように店から立ち去る。
AMP_CarMan04.jpgAngeloは刑務所で服役中。顔には殴られた跡がある。AngeloがDinoやLanaを襲ったと信じられないRitaは、Angeloに面会に来るが、彼は彼女を受け入れようとしない。Ritaは、LucaがLanaとの浮気現場を見られたためにDinoを殺しに違いないと、Angeloに話す。Ritaが帰ると、Angeloは看守に虐待される。Ritaの話もあって怒りを貯めていたAngeloは、思わず看守を殴り、彼を死なせてしまう。始めは慌てたものの次第に冷静になったAngeloは、看守の服を着て彼になりすまして脱獄する。
Angeloへの罪悪感からか、酒浸りになるLuca。だが、Lanaはその訳に気づかない。酔ったLucaは、血塗れのDinoにじっと見つめられる幻影に取りつかれる。
すっかり寂れてしまったキャバレーは、人手に渡されようとしている。RitaとLanaがかつての小さな食堂を経営しており、殆どRitaがひとりで切り盛りしている。そこへ脱獄中のAngeloが帰ってくる。彼はRitaを人質にし、事務所の2階に立て篭もる。荒れて危険な行為を繰り返すLuca。帰ったLanaは食堂の店を閉めようとシャッターを下ろすと、そこには「MURDERER」の文字。ショックを受けるLanaとLuca。
AMP_CarMan05.jpgLanaが2階に行くとそこにはAngeloと人質に取られたRitaがおり、Lanaは銃を向けられる。外では喧嘩が始まっており、誰も彼らのことには気づかない。そこへLanaを人質にしたAngeloが現れ、Lucaと決闘になる。Angeloは刑務所生活の中で戦うことを覚え、いまやLucaとは一歩も引けを取らなかった。Angeloに倒され、そしてキスされるLuca。Lucaは銃を拾うとAngeloにそれを向ける。Angeloが覚悟を決めた時、銃声がしてLucaが倒れた。撃ったのはLanaだった。Lucaの遺体は、かつでの工場の仲間たちによって町の外へと運ばれていった。


元ネタはビゼーのオペラ「カルメン」です。ストーリーは殆ど変わってます。
舞台は60年代のハーモニーという町で、イタリア系が多いところのようです。工場で働く若者たちは、就業時間内は踊ってばっかりいて仕事もロクにせず、終業時間になると速攻でシャワーを浴びに行って帰ります。なるほど、イタリアっぽいです 男性ばかりのシャワーシーンは当然全裸。サービスシーンでしょうか? でもちょうど股間当たりが隠れて見えません(笑)
Dinoが「白鳥の湖」王子役のScott Amblerさん。お腹になにか仕込んで、腹の出た口ヒゲ中年を演じています。お・王子が… 管理人はCar man(Luca)がバイセクシャルというのを知っていたんですが、ストーリーは今回初めて知ったので、見るまではこの人がLucaの相手なのかと思いました!! 夫婦の間で行ったり来たりするのかな~と でも相手はAngelo君でした。Angelo君、若干ギークっぽいけど、まぁこっちのがビジュアル的にはいいかも? 彼らの間にキスシーンが2回もありますしね~ そうそう、小刻みに揺れる車のシーン、はっきり書かなかったんですが、車の中でLucaがAngeloとヤッちゃってるってことです 多分Angeloがウケ?
Lucaはマッチョでハンサムです。AngeloとLanaがメロメロになってしまうのもわかります。仲間の結婚パーティのとき、AngeloがLucaにしなだれかかってたのが笑えました(笑) Luca役のAlanさん、監督のマシューさんも言われてましたが、パッと見踊れるように見えません。
Angelo君があまりにも可哀想でした。ただ通りがかっただけなのに、Dino殺しの犯人にされてしまうわ、看守からは虐待(雰囲気的に性的なものも含まれている様子)を受けるわ… そして看守殺しと言う殺人まで犯す羽目になります。Lucaはそのことに罪悪感を感じていたようですけど、Lanaはなんにもなし? 仮にも妹の(元?)彼氏ですよ?! 怖いわ~
最後、LanaがLucaを撃ったのって、LucaがAngeloと出来てて裏切られたと思ったから? それとも自分を惑わせてきた彼を憎んでいる部分があったからなんでしょうか? Lucaは亡くなったからまぁそれでいいとして、Lanaはなんのお咎めもなしなんでしょうか? 脱獄囚のAngeloはどうなるんでしょう? Ritaとの仲は? 終わった後も気になることでいっぱいです。
AMP_CarMan06.jpg上記以外でゲイ的な部分といえば、工場で働く男性+ガールフレンド達のカップルの中に、一組男男カップルがいたことです! 性行為を表すセクシ~なダンスもあったんですが、当然そこでも男男で踊っています
「白鳥の湖」に比べると、こちらはバレエという感じは殆どありません。インタビューを見たら、マシューさんも特にバレエのつもりで作ったのではないようでした。社交ダンスとか色々な要素はありますが、ほぼミュージカルみたいな感じでした。スワンも良かったですが、こちらもお勧めできる作品です。3作セットがお得でいいかも?

※ネタバレがあります。これからご覧になる方はご注意ください。

AMP_SwanLake01.jpg時は1950年代。主人公は、とある国(モデルは英国)の王子。夢にうなされる彼は、そこに男性の姿をした白鳥を見つける。
スキャンダルを物ともせず、平気で若い男性と戯れる王妃の母に王子は振り回されている。そんな時、王子はひとりの女性と出会う。が、彼女はどう見ても王子には不釣合い。紹介した母親には当然気に入られなかったが、王室付報道官は影でふたりを見て微笑む。実は彼がふたりを偶然を装って引き合わせたのだ。
王妃と向かう予定のオペラ・ハウスに、ガールフレンド(先の女性)を同伴させる王子。だが彼女は、上演中に指を差したりおしゃべりしたり拍手したり拍子を取ったり、あげくにお菓子まで食べ始める始末。
疲れきって自室に帰った王子は何者かが残していった酒をつい口にしてしまい、さらに落ち込む。現れた王妃は彼が酒を飲んだことに憤りを見せる。王子は母に愛情を求め、出ていこうとする彼女に必死に追い縋るが、拒絶されてしまう。
AMP_SwanLake02.jpg寂しい王子は、一般人の振りをし、夜のクラブへと繰り出す。金にあかせて飲んだくれる王子だったが、喧嘩に巻き込まれてしまう。実は喧嘩を操っていたのは報道官。クラブを追い出された王子は、パパラッチの餌食にされる。さらにクラブから出てきた客に足蹴にされ、笑われる。王子はクラブから出てきた報道官が、王子のガールフレンドである女性に金を渡しているのを見てしまい、ショックを受ける。ショックの中、王子は白鳥たちが力強く羽ばたくのを見る。
何かに導かれるように公園にやってきた王子。思いつきたように何かを書き残すと、湖に入ろうとする。すると湖から、男性の姿をした一羽の白鳥が躍り出る。彼の踊りに魅せられた王子は、彼や仲間の白鳥とともに一夜を踊り明かし、晴れた気持ちで家に帰る。
AMP_SwanLake03.jpg舞踏会でガールフレンドに会った王子だったが、彼女が報道官と通じているのを知っていた彼は、彼女に冷たい態度を取る。そんな中、あの白鳥そっくりの男性ストレンジャーが姿を表す。彼に目が釘付けになる王子だったが、彼が王妃の手にキスするのを見て、ショックを受ける。次々と女性と踊りだす彼に、ショックを受けながらも魅入られる王子。そして彼は、どうやら報道官とも顔見知りな様子。舞踏会は佳境に。王子と男性はそれぞれ別の相手と踊りながら、お互い物言いたげに視線を送り合う。彼があの時の白鳥であることを確信したい王子は彼と踊り出すが、ストレンジャーの乱暴な態度に王子はひどく傷つけられる。さらに彼は王妃と踊り始め、王子は打ちのめされる。王子は皆が自分を笑ってるように思い、ついにホールから去る。再び王妃と踊り出すストレンジャー。ダンスを終えて王妃とキスを交わしているところへ、銃を持った王子が戻ってくる。王子が王妃を撃とうとしたため、報道官が王子に銃を向けて銃を発砲。が、ガールフレンドが王子を庇って撃たれる。ストレンジャーは王妃と抱き合いながら、目が合った報道官と微笑み合う。
AMP_SwanLake04.jpg王子のベッドルーム。夢にうなされる王子。ストレンジャーはあの白鳥ではないのか? 白鳥は自分を愛してくれたのではないのか? 起きた王子に、子供の頃のように王妃が額に手を当てる。おもわず縋りそうになる王子だったが、報道官が現れる。彼や看護婦に子供のように扱われ、ベッドに戻される王子。眠った王子の元に次々と白鳥たちが訪れ踊り始める。心地よく目覚めた王子だったが、そこがベッドルームだと気づく。そこへ白鳥が現れ、王子は誘われるように彼の元へ行くが、他の白鳥に襲われ、白鳥もまた仲間から襲われる。気づくと姿を消している白鳥。王子は悲しみに打ちひしがれたまま絶命。ベッドルームを訪れた王妃は王子に気づいて嘆き悲しむが、彼は少年に返り白鳥の抱かれて眠っていた。


アドベンチャー・イン・モーション・ピクチャーズ(AMP)のマシュー・ボーンが手がけた「白鳥の湖」です。監督がゲイであるためか、同性愛要素が強めの作品です。男性が白鳥を演じたことで話題になりました。1995年の初演から、何度も舞台で演じられています。今回はBBCで放送された1996年の公演です。
元ネタはクラシック・バレエの「白鳥の湖」ですが、オリジナル色が強いです。50年代風のアレンジがとてもいいです。身持ちのゆるい王妃やどうみても上品には見えない女性が登場するなど、クラシック・バレエの世界とはかけ離れた部分が面白いです。
ダンスの方はクラシック・バレエをベースにしながらも、モダンダンスやコンテンポラリー、社交ダンスなどの要素を取り入れ、バレエに囚われない幅広い振付と演出がされています。マシューさんは、元々はバレエファンの人ではなかったそうです。だからこその振り付けなんでしょうか? 管理人的は、ダンスって他のジャンルとちょっとづつ重なってる部分があって、明確に「ここからここまでが○○」って言えるものでもないのでは?と感じているので、マシューさんがその部分を上手いこと取り入れていらっしゃるんではないかと思いました。

王子は、始終へなちょこさを漂わせていました。白鳥に助けられてるところもあるし… 王子であるが故の孤独、それは彼が望んだことではなく、年とともに王子は苛まれていきます。彼が王子という肩書きを背負うのには、荷が重すぎたか…
王妃は、冷たいとか自分勝手とかあると思いますが、それなりに王子には愛情を注いでると思いました。ただ王子が求めていたものではなかったんですね、多分。次の王である彼に、厳しくしていた面もあるんだと思います。
ガールフレンドがなかなか良かったですね~ 最初は金目当てに王子を騙していた彼女でしたが、次第に王子に同情し、罪悪感から王子を庇い亡くなります。王子とは釣り合わない女性でしたが、情は感じられました。
報道官ですが、パパラッチにスクープを取らせるため、自ら根回ししてネタ作り。王室付きなんだから、報道規制しなければいけない立場なのではないの? 多分お金でも貰ってるんでしょうね いいように操られてる王子が可哀想でした クラブでの、報道官のズラ姿が笑えました(笑) 乗っけてるだけみたいなテキトーな被り方で(笑)
白鳥と白鳥そっくりの男性ストレンジャーは、原作から言うとオデット姫と悪魔の娘オディールなんですが、王子とストレンジャーが両性愛者なので事態ははもっと複雑。彼は王子を惑わすだけでなくて、王妃をも惑わしてしまいます。そこが妖しくて魅力的でした。一方白鳥の方は純愛。恐らく王子を愛することを許さなかった仲間たちに殺されます。これはいわゆるバッドエンドなんですが、白鳥の胸で安らかに眠っている少年の王子を見ると、単純にそう思えないのです。もちろんこれで良かったとは思いませんけど。
ダンスですが、ストレンジャーと王子の踊りが良かったです。タンゴっぽくて、腹のさぐり合いしてるみたいで、面白かったです。後は白鳥と王子とか。王子が白鳥に縋るように絡んできたりとか、たまりません

オペラ『コジ ファン トゥッテ』
パリ・シャトレ座 1992年/イタリア語
作曲:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
指揮:ジョン=エリオット・ガーディナー
演出:ピーター・マンフォード

- あらすじ -
「女の貞淑など、不死鳥を求めるようなものだ」というイタリアの士官・アルフォンソ。それに恋人を持つ2人の若者・グリエルモとフェルランドが反論。彼らは恋人の貞節を賭けの対象にする。
アルフォンソは若者の恋人・フィオルディリージとドラベッラの元へ行って、「グリエルモとフェルランドは戦場に向かう事になった」と告げる。軍服を着て姿を現す彼ら。深い悲しみと嘆きの中、彼らは別れを告げる。だがこれらは芝居だった。
悲しむフィオルディリージとドラベッラに、彼女らの侍女・デスピーナは「帰ってこないかもしれない男を待つことなんてない。男なんて幾らでもいる」と話す。それをこっそり見ていたアルフォンソは、デスピーナに2人の男性を屋敷に入れる手引きをさせる。この男性は実はグリエルモとフェルランド。恋人の貞節が確かか調べるために別人に化け、互いの彼女を誘惑しようというのだ。無礼だと騒ぐ声を聞きつけた振りをして、アルフォンソは彼女たちの所に駆けつけ様子を伺う。
フィオルディリージとドラベッラは、アルフォンソの予想に反して身持ちが固い。グリエルモとフェルランドらの誘惑も「引き裂けるのは死だけ」と退ける。彼女らの冷たい態度にアルフォンソはもう少し優しくするように言い、グリエルモとフェルランドも傷ついた振りをする。だが彼女たちの態度は変わらず、2人はその貞淑さに喜ぶ。アルフォンソは彼女らの貞節が信じられず、また負けを見とめるのも悔しく、茶番を続けようとデスピーナを味方に引き入れる。
グリエルモとフェルランドは別人に化けたまま、彼女らに拒否された悲しみで砒素を飲んで自殺を図る振りをする。デスピーナやアルフォンソは「彼らの愛は本物。可哀想な彼らを助けなければ」と彼女たちを煽りたてる。苦しむ若者たちを見て同情し、彼らを介抱するフィオルディリージとドラベッラ。グリエルモとフェルランドは変わった彼女らの態度に密かに動揺する。
アルフォンソの連れてきた医者(実はデスピーナ)が怪しげな道具でグリエルモとフェルランドを治療。彼らは助かり、フィオルディリージとドラベッラを女神と崇め始める。2人は図々しくも彼女たちにキスを求め、アルフォンソやデスピーナも「回復が早くなるから」とキスを勧める。彼女らはそれを拒否。グリエルモとフェルランドは彼女らの心変わりを心配しつつも芝居を続ける。
部屋に帰るとデスピーナはフィオルディリージとドラベッラに「折角のチャンスだったのに」と残念がる。更に「男の一人や二人居てもおかしくない」と言い、2人に男の騙し方まで指南する。ドラベッラが「悲しみから介抱されるためにも、少しは楽しまなくては」と段々とその気になっていく。そのうちフィオルディリージも感化され、2人は"気晴らし"をすることにする。
前日とは打って変わって積極的な態度を取るフィオルディリージとドラベッラに、不安になりながらも芝居を止めるわけにはいかないグリエルモとフェルランド。グリエルモがドラベッラ(フェルランドの恋人)を誘惑するうち、ドラベッラが新しい恋に喜んでいるのを感じ取る。一方フェルランドはフィオルディリージ(グリエルモの恋人)に振られ、彼女の貞節を確証する。フェルランドがフィオルディリージのことを喜んで友・グリエルモに告げると、彼はドラベッラが自分の誘惑に乗ったことを告白。フェルランドは打ちひしがれる。
フィオルディリージの忠告にも耳を貸さず、ドラベッラは新しい恋に夢中。フィオルディリージは恋人を忘れまいと軍服を身につけるが、再び(変装した)フェルランドと出会ってしまい、恋に落ちてしまう。それらの場面をこっそりと見ていたグリエルモとアルフォンソ。グリエルモとフェルランドは仕方なく、女が浮気性だと認める。
騙されているとは知らず、フィオルディリージとドラベッラはすっかり結婚する気になっている。結婚準備は整い、グリエルモとフェルランドは正体を隠したまましめやかに結婚式が執り行われようとしていた。公証人が到着し、フィオデルリージはセンブローニオ(フェルランド)と、ドラベッラはティッツォ(グリエルモ)と結婚するよう署名がなされた。
フィオルディリージとドラベッラが結婚に喜んだのも塚の間、突然グリエルモとフェルランドが帰ってきたという知らせ。2人はセンブローニオとティッツォを奥の部屋に隠す。帰ってきた(振りをした)グリエルモとフェルランドは結婚の証明書を見つけ、正体を現し彼女らの裏切りを問い詰めると同時に、全てが芝居だったことを告白。彼らは互いを許し合い、元の鞘に収まる。


- 感想 -
シアターTVが見られるようになったので早速拝見。
あらすじが"あらすじ"と言えないくらい長くなってしまってすいません…
タイトルはドイツ語? 何語かすら判りませんが意味が判りません。純愛と貞節がテーマだそうですが、それがそのままタイトルの意味なのかな?
フィオルディリージとドラベッラを騙してる間のグリエルモとフェルランドやアルフォンソの本音が可笑しかったです。(笑いそうでウズウズしてくる byグリエルモ)とか(こりゃ面白い芝居だ byアルフォンソ)とか。
アルフォンソの狸っぷりもいい。彼が狸ならデルピーナは狐ってとこかな?
女性に貞操観念を求めることについて、「海を耕し、砂に種を撒き…」と表現してたのが面白い。しかもそれを観客の女性たちに向かって言ってたのが。フェミニストに言ったら怒らせそうですが、あくまで喜劇なのでw でも女性が物のように扱われた時代もあり、その時代には貞操以前にその都度主人になった男性に従わなくては(あるいは頼らなくては)ならなかっただろうし、実際「実父以外は全部男」というとんでもない時代もあったわけで。デスピーナの「男の一人二人…」という言葉から察するに、現代より性に関してはずっと奔放だったに違いないと思います。だからこそ純愛や貞節が問われるんだと思いました。
最期はカップルが入れ替わってくっつくのかと思いましたが、元鞘に収まりました。結婚までしたけど、結局は一時的な気の迷いみたいなものだったんでしょうか? グリエルモとフェルランドは自分たちが騙していた後ろめたさがあったのか、あっさり許していたようで意外でした。人は自分のことは棚に上げて責めるもんだと、私はどこかで思っていたのかもしれません(笑)

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マシュー・リース出演作

2012年09月10日発売(amazon.co.uk)

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プロフィール

ゆうき

  • Author:ゆうき
  • 洋画、海外ドラマ、ドキュメンタリーが好き。
    割りと飽きやすいので感想が完走してないのも多いです(^^;
    たまに萌えが炸裂している感想もあるのでご注意下さい。(一応直前に警告文を入れています)

    画像は「ブラザーズ&シスターズ」のケヴィンことマシュー・リースさんです♡ 出演作をレビューしています。

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