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トーチウッド、OZ、ブラシス、スパルタカスなどの海外ドラマを中心に感想(という名のツッコミ)を書いています。

Category [映画 ] の記事

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Iron Road (2009) [DVD]中国タイトル「金山・鉄路」
2007年 カナダ/中国合作
スン・リー、ルーク・マクファーレン

IronRoad2-01.jpg小虎は、自分が女性であることをジェームズに告白。彼は小虎に「女の子のいる場所じゃない」と驚く。翌朝もジェームズに会った小虎。解雇されることはなかったが、彼は「帰らなくちゃいけない」というのだった。
崖を崩すため、ダイナマイトが使われることになった。逃げるのに間に合わなかった作業員は爆発音で耳が聞こえなくなってしまう。小虎が前に指摘した通り、導火線が短すぎたのだ。
夜、小虎がレイ・モーと呼ばれる人物の手下に襲われる。記録係は小虎を助けて手下と争い、崖の下に突き落とす。レイ・モーは、記録係の妻子を殺したと思われる人物だった。翌朝手下の遺体は発見されたが、「酔っていたのだろう」と気に止められなかった。しかしダイナマイトの作業員たちは、仕事をボイコットする。そこで小虎は自分がダイナマイトを仕掛けて見せ、皆も再び仕事を始めた。「中国人に仕事をさせろ」と父親アルフレッドから厳しく言われていたジェームズは、彼女に感謝する。
IronRoad2-02.jpg小虎は労働者たちの墓にジェームズを連れていき、父親のことを語る。小虎は父親は亡くなっていると考えている。中国では、遺骨を送れば、魂は故郷に帰れると信じられていた。だから父親の遺骨をさがさなければならないのだ。夜、父親の写真を見たいというジェームズの元へ小虎は訪れる。ジェームズは小虎の手を握ると彼女にキス。ふたりは抱き合った。
労働者たちが賭け事をしている。小虎はそこで記録係の噂を聞く。彼は犯罪を犯した中国人をここで切って以来、死者の名前を記し、死んだ者を故郷に返すため、ここに留まっているらしい。
ジェームズの父アルフレッドが金山に戻ってくる。彼は銀行の頭取ジョージと、その娘でジェームズのガールフレンドであるメラニーを同伴した。久しぶりに会ったジェームズとメラニーだったが、彼女はジェームズのよそよそしさに気付く。一方小虎もふたりの親密そうな関係に気付き、ジェームズに憤りを露わにした。
IronRoad2-03.jpgジョージとメラニーを招いて夕食を取っていたアルフレッドとジェームズ。しかしジェームズは小虎のことを考えて上の空だった。メラニーは彼が誰かに恋したのだと気付く。ふたりの言い争いに気付いたアルフレッドは怒りで心臓発作を起こし、ジェームズは父親を町へと連れて行く。診察後、助かったアルフレッドは、ようやくジェームズを信頼する。
墓を見ていた小虎は、幾つかの墓の名前が記録係に記帳されていたことを思い出す。彼女は彼が、彼らの死に関与しているのではと疑う。それをアルフレッドの部下エドガーに報告するが、彼は小虎に黙っているよう言う。
小虎を見つけたジェームズは、列車の影へ彼女を引っ張っていき、「愛している。一緒にいたい」と自分の気持ちを告白する。しかし小虎は、彼が中国を去った時のことを考えていた。その会話を偶然アルフレッドの部下が聞き、小虎の荷物を探り写真を持ち帰る。その写真を見た記録係は、小虎が女性で自分の娘だと知った。
IronRoad2-05.jpg小虎がダイナマイトの作業を任されることになった。導火線は相変わらず短いまま。そのほうがコストが掛からないからだ。小虎がダイナマイトに火を付け、崖から上げてもらう途中、椅子の片方のロープが切れて宙吊りに。運良く爆破は避けられ片方のダイナマイトも鎮火したが、記録係が彼女を助けようと下に降りた途端、再び導火線が燃え始める。ダイナマイトは爆発。彼は落下し、小虎に「お前と母さんは死んだと聞かされていた。許してくれ」と言い遺して死んだ。
ジェームズは、小虎が使っていた椅子のロープにナイフが入れられていたのを見つける。エドガーとアルフレッドの部下は観念した。彼らはアルフレッドの病の隙に、彼に取って変わろうとしていたのだ。
父親が死に、小虎は彼の遺骨と共に香港へ帰ろうとしていた。ジェームズは引き止めるが、彼女は無理だという。彼は小虎に最後の仕事を頼んだ。トンネルを貫通させるのだ。彼女はダイナマイトを仕掛けると、トンネルに設置。爆発後、それは貫通した。小虎はそれを見届け、ジェームズに見送られる中、香港へと帰っていった。


ルーク・マクファーレン君主演の長編TV映画の後編です。前編はこちら
カナダ政府が中国人を使って鉄道を敷かせている時、鉄道敷設の費用をゆうに超える人頭税を中国人から取っていたとして、カナダ政府が2006年にこれを謝罪しました。それを記録に残そうと作られたのがこの映画です。これって、中国人労働者たちは賃金は貰ってたけど、税金取られて実質ただ働きさせられてたってことなんでしょうか? 映画中の恋愛要素は脚色かと思われます。
中国語の部分以外は英語字幕がないので、映像と聞き取れた部分だけで解釈しています。違ってたらすいません(汗)
予想通り小虎とジェームズは恋愛関係になったのですが、やっぱり悲恋になってしまいました でもお互い死んだわけではないので、美しい思い出として残るんだと思います。この当時(清朝末期)中国はいろんな国の植民地のようになっていて、中国人は外国人から犬みたいな扱いされてましたもんね。ジェームズもいずれは家業も引き継くだろうからいつまでも中国にはおれないだろうし、恋人としてカナダに連れていくわけにもいかないでしょうね。それが出来たとして、小虎がカナダでどんな風に扱われるかと思うと、やはり一緒にはなれないんだろうなって思いました。
イマイチ聞き取りがアレでよくわからなかったんですが、小虎のパパはなんで「妻子は殺された」って嘘つかれたんですかね。あそこで汚れ仕事をする中国人が必要だったから? 彼は英語も話せたし、便利だったのかな? 彼がお父さんってわかった時の小虎が可哀想でした。ずっと死んだと思ってたのが生きてたのに、またすぐに死んでしまって 死ぬ前に親子らしいことは何ひとつ出来なくて、心残りがいっぱいだったかと思います。声にならない叫びを上げながら泣いていた小虎が痛々しかった
導火線が短かったことでウォンが事故に巻き込まれるかと心配だったんですが、彼が無事でよかったです。危ない目にはあったようでしたが。小虎を弟のように思っていたのか、泣いてる彼女を慰めたり、汁物の具を分けてあげたりしてました。彼はいつも小虎の隣で寝てて、彼女が女性ってわかったら驚くでしょうね 何気に彼も可愛かったです
ルーク君の出番が多いので、ファンならお勧めします。値段は高いですが、英語字幕が付いてる北米版の方がお話は解りやすいと思います。2枚組なので、特典映像も付いてるかもしれません。英版は英語字幕なし、特典映像は一切なしでした。
この映画、ルーク君がよくアップで写るんですが、彼は本当まつ毛が長いです!(羨) バッサバサ!
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Iron Road (2009) [DVD]中国タイトル「金山・鉄路」
2007年 カナダ/中国合作
スン・リー、ルーク・マクファーレン

IronRoad01.jpg1891年、カナダ政府が中国に2000マイルの鉄道を敷こうとしていた。鉄道王アルフレッド・ニコル(サム・ニール)は、遅れを取り戻したいと、旧正月までに2000人の中国人を雇うことを計画。それをプレイボーイの息子ジェームズ(ルーク・マクファーレン)に任せた。彼はまず、中国人の雇用を一手に取り仕切っている老人レリック(ピーター・オトゥール)の事務所に向かう。しかし彼は留守にしていた。
小虎(ベティ・スン・リー 孫儷)は孤児。町の花火屋に雇われ、花火や爆竹を売ったり作ったりして生活している。皆にはよくからかわれるが気は強い。小虎はある日師匠から、火薬の扱い方を教わる。
小虎がレリックの元を訪れる。彼の洗濯の世話をしているのだ。その代わりに、レリックからは英語を教わっていた。小虎は金山で消息を断った父親を探したいのだという。それには金も必要で、カナダ政府が募集している労働者に申し込むつもりでいた。そこへ、ようやくレリックの住居を見付け出したジェームズがやってきた。金山で中国人を雇いたいという彼に、小虎は歓喜した。
IronRoad03.jpgジェームズが小虎の働く花火屋の元に訪れる。そこで働く中国人を雇いたいというのだ。日に1ドル支払うという。しかしそこへ町を取り仕切るギャングが現れる。ジェームズたちが仕方なく帰ろうとすると、小虎は「火薬が扱える」と自分を売り込み、さらに「中国人を連れてくる」と彼に約束した。小虎は花火屋の作業員たちや、実入りが少なく困っている者たちを、次々と鉄道で働くよう誘っていった。夜、集めた労働者たちを引き連れてレリックとジェームズの元へ来た小虎だったが、そこへギャングが現れ労働者たちは散り散りに。小虎たちは彼らの手の及ばない遠くの場所に変え、そこで人を集めた。翌朝、ジェームズと小虎がレリックの事務所に向かうと、彼は何者かに殺されていた。傷心の小虎をジェームズは優しく慰めた。
小虎と労働者たちは、船と鉄道を乗り継いでを金山へと送られた。彼らは早速働かされ、小柄な小虎もお茶汲みとして働き始める。小虎は仕事の合間に、父親の墓を探した。そんな時、小虎は自分の故郷を知っているという中国人の記録係(トニー・レオン・カーフェイ 梁家輝)に出会う。
掘っていたトンネルで落盤事故が起きた。トンネルの様子を探るため、入り口に入る人物が求められる。15分につき5ドル払うという。だが誰も申し出るものが居ない。ダイナマイトも使える人物が必要だと聞いた小虎は、自分がやると申し出た。
岩の隙間から奥に入り込んだ小虎は、師匠の言葉を思い出しながら、的確な量のダイナマイトをセット。トンネルから出て火を着けるが、トンネル内に水滴が滴り落ち、途中で火が消えてしまう。小虎が再びトンネルに入ると、その途端導火線に火が付いた。小虎はジェームズに助けられ、なんとかトンネルから這い出した。トンネル内は爆発。詰まっていた岩や瓦礫が取り除かれた。
小虎や皆の仕事ぶりに満足するジェームズだったが、依然として計画は遅れており、父アルフレッドは「遅い」と不満を口にする。アルフレッドの部下エドガーは「ダイナマイトを使えば2ヶ月は稼げる」と彼に勧めるが、ジェームズは危険視した。落盤事故の怪我人が今も息を引き取っているのだ。
小虎の故郷を知っていたあの記録係が、小虎に金を渡す。そして「ボスの息子について回るな。奴らは死ぬような仕事だってさせるぞ。奴らに友情なんかない」と忠告する。
IronRoad07.jpg小虎と船で知り合ったウォンは、特別手当が出るということで、ダイナマイトの作業員になる。使われることになっていたダイナマイトの導火線は、暑く乾燥した日には短すぎた。小虎はそれを訴えるが、聞き入れられなかった。
夜、小虎が河の岩場で星を眺めていると、ジェームズがやってくる。小虎は彼に、母親から聞いたという星にまつわるロマンスを語って聞かせた。自分がジェームズを好きだと認めた小虎は、彼に自分が女性であることを告白する。


ルーク・マクファーレン君主演の長編TV映画です。カナダでは2話に分けて放送されました。
ヒロインは中国の女優ベティ・スン・リー。黄暁明主演の「新・上海グランド」などに出ています。共演のトニー・レオン・カーフェイは「愛人/ラマン」で金持ちの中国人青年を演じていた人です。
中国語の部分以外は英語字幕がないので、映像と聞き取れた部分だけで解釈しています。違ってたらすいません(汗)
ジェームズはプレイボーイで、ガールフレンドがいても可愛い中国娘たちを見てニヤニヤしちゃったりなんかもします。最初あんまりやる気がなかったのと、そういう浮ついたところがあるせいか、お父さんのアルフレッドにはイマイチ受けがよくなく、なにをやっても満足してもらえません それ以上に、上から「早く鉄道敷け!」って怒られてるから、気持ちに余裕がないってこともあると思いますが。ルーク君、このジェームズ役で全裸(≠フル・フロンタル)になってます 1890年代の彼の服装は要チェック。素敵です 似合ってます! ルーク君は普通にモデル体型ですよね。
小虎は女性ですが少年の振りをしています。孤児で女の子っていうと、やっぱり生き辛いからなんでしょうね 強気で若干乱暴なところもある性格なので、周りには女の子とは全くバレてないようでした。でもそんな彼女もやはり女性で、優しいジェームズに惹かれていきます。小虎が告白しようと「いつもあなたのことを考えていた」って言いながらジェームズの手に手を重ねた時、ジェームズは小虎を男の子だと思っていたので、ビビって飛び退いたのが笑えました 女好きっていう設定ですしね(笑) ジェームズにはガールフレンドがいますが、小虎が女性とわかって彼女を好きになったりするんでしょうか?
しばらく香港や中国の映画は見ていなかったので、レオン・カーフェイさんを見たのは久しぶりです。渋くなったなぁ~ 彼の役はきっと、小虎の父親なんじゃないかな? もしそうなら、それがいつ小虎に分かるか、小虎がどんな反応するかが楽しみです。とりあえず「なんで帰って来なかったの?!」くらいは聞くでしょうね、やっぱり。なんでもいいけど役名ちゃんと付けて欲しいです。"bookman"ってなんだよ、もう よくなにか記録しているので、仮に記録係と呼んでおきます。
あの導火線が短いダイナマイト、あれはきっと事故フラグですよね…

追記にトレーラーがあります。

※ネタバレがあります。これからご覧になる予定の方はご注意ください。
愛についてのキンゼイ・レポート [DVD]愛についてのキンゼイ・レポート
原題「KINSEY」
2004年 アメリカ作品
リーアム・ニーソン、ローラ・リニー 他

Kinsey01.jpg動物好きなキンゼイ(リーアム・ニーソン)は生物学を専攻。生命原理を考え始める。キンゼイのクマバチの研究に関心を持った彼の生徒クララ(ローラ・リニー)は彼に話しかけ、ふたりは急速に親しくなった。
キンゼイとクララは、お互い誰とも性体験をもたずに結婚。初夜を迎えたが、緊張したキンゼイは相手を気遣う余裕もなく、クララに痛みを与えてしまう。自己嫌悪に陥ったキンゼイは、彼女に背を向けて寝てしまった。後日、専門家に聞こうと思いついたキンゼイは、クララとともに医師のもとを訪れる。彼らの性交は上手く行くようになった。
ある時キンゼイは、生徒である若い夫婦から、性生活について相談を受ける。ふたりは結婚前の性体験が殆ど無く、また知識も乏しかった。妻であるエメリーはなにも感じないのは自分に欠陥があるからだと心配。キンゼイは口腔性交を試すようにいうが、夫婦は「妊娠に影響すると聞いた」と答えた。キンゼイは、それらに関連性のないことを彼らに証明できなかった。
キンゼイが教授を勤める大学で、性講座を作るようにと生徒から希望が上がる。性病が蔓延し、性教育が必要だと考えるキンゼイだったが、同僚は「必要なのは"禁欲"だ」と言った。彼の禁欲講座は不評。キンゼイが講座を開くと、希望者が殺到する。講義がないときには、学生たちが相談しようと大挙して彼の元を訪れた。学生からは様々な質問を受けたが、キンゼイにはそれが正常かどうかわからなかった。人間の性行動に関する実態がわからないからだ。そこでキンゼイは学生たちにアンケートを書かせることにした。そこには、想像と現実の大きな隔たりがあった。キンゼイは生徒が正直に書いていないのではと疑い、助手マーティン(ピーター・サースガード)の提案で、口頭で質問することを考える。
Kinsey03.jpgキンゼイは男性とも経験のあるマーティンを伴い、同性愛者が集うバーのある場所へ遠出する。調査の結果、両性と経験を持つものがもっとも多いことが判った。キンゼイは自分を異性愛者だと思っていたが、同性にも関心を持っていることに気付く。マーティンに誘われるまま、キンゼイは彼と交渉を持った。帰ったキンゼイはクララにマーティンとの交渉を告白。性行動は愛や感情で量れるものじゃないというが、クララには理解できなかった。しかし次第に柔軟になっていったクララは、キンゼイの許しを得て、彼女との関係を望むマーティンと交渉を持つようになった。
マーティンとふたりの助手ポメロイ(クリス・オドネル)、ゲブハルト(ティモシー・ハットン)を伴い、キンゼイは各地を訪れて性行動についての調査を始める。それを取りまとめたキンゼイは、「男性の性行動」を発表。すぐに、タブーを打ち破ったと評判になった。キンゼイは続いて女性のデータも収集。彼はそれをまとめて「女性の性行動」として発表。しかし当時の女性が性に関することを受け入れるのは難しく、これは一定の評価と共に大きく非難を受けた。
Kinsey05.jpg結婚した助手たちはそれぞれの妻を交換するなどしていたが、マーティンの妻がゲブハルトに本気になってしまう。感情と性行動とは別物だと切り離して考えるキンゼイに一問を投げかけた。キンゼイは、婚外交渉が不貞だというのは間違いだと、性道徳を見直すよう訴える。その最中、キンゼイは心臓病で倒れた。「愛は?」と問うマーティンに、キンゼイは「生物学では量れない」と言うのだった。
ロックフェラー財団は今後はキンゼイに援助しないことを公表。大学からも援助が受けられなければ研究を続けさせれないと言われる。他の援助者たちも次々と降りていった。しかしキンゼイは、自分の本に救われたという同性愛者の女性と出会い、ほそぼそと研究を続けていった。


ブラシスのスコッティことルーク・マクファーレン出演作品ということで借りてみました。彼の役はキンゼイの長男ブルースです。食事中に自分以外の家族があからさまに性的な会話で盛り上がってるのについて行けず、席を離れてしまいます。ブラシスでケヴィンとサラの姉弟が誰とヤッただのあからさまな話をしてて、スコッティがうんざりする場面があったのですが、この場面でそれを思い出してしまいました 映画は2時間近くもあるのにルーク君の出演時間は2分くらいしかなくて、これに関してはガッカリです
助手のひとりポメロイが管理人の好きなクリス・オドネル君でした。マーティンの人も可愛かったです。 助手が可愛いのは(作中の)キンゼイの(無意識な)趣味らしいです
なかなか考えさせられる題材でした。「性行動は愛や感情で量れるものじゃない」と何度か主人公はいいます。確かに別物だけど、リンクしてるものだと思うんです。特に女性は、プロの人は別として、愛や感情あってこその行動ではないでしょうか? 男性だって好きな人としかしたくない人だっていますしね。動物ですら、自分の気に入らない雄とはしたがりません。逆に、相手を伴わない場合、愛や感情に全く関わっていないことがあるかもしれません。
よく「100%ストレート、100%ゲイの人は少ない」って聞いてはいたんですが、キンゼイのレポートが元になってたんですね~ バイセクシャルの助手マーティンが、キンゼイとその奥さんの両方と関係を持ってしまったので驚きました  キンゼイも自ら試すとは! でもキンゼイにとってそれはサンプルでしかなかったみたいで、多少なりとも彼に感情を抱いていたマーティンには冷たく感じ、感情を奥さんの方に求めたように思えました。倒れたときにも愛のことを聞いて、性行動と愛とは必ずしも別じゃないことに気づいて欲しかったんだろうと思います。キンゼイは「愛は生物学では量れない」と言ったのですが、自分には学問のことはわかりませんが、量れないものは関係性も無視して全くないもののように扱うものなんでしょうか? あると考えるとまた別の分野になってしまうから? そうなると「生物学では量れない」というのは正しいのだと思いますが、なぜ生物学の枠から出ないのか不思議です。
キンゼイが聞いたゲイの男性の話で、親にゲイであることがバレて親兄弟から焼きゴテを当てられた話が恐ろしかったです。1940年代くらいってこんな感じだったのですね。二度と起きて欲しくないことです。
助手マーティンがフル・フロンタル(全裸モロ出し)になっています。苦手な方はご注意ください。

※ネタバレがあります。これからご覧になる予定の方はご注意ください。
デス・ルーム [DVD]原題「Trapped Ashes」
2006年 アメリカ/日本作品
ヘンリー・ギブソン、ディック・ミラー 他

DeathRoom01.jpgかつての映画撮影所にツアーで訪れた6人の男女。ガイドは渋ったが客に押し切られ、封鎖されていた映画「ヒステリア」の撮影現場となった家を見学する。そこは撮影のためではあったが数々の本物の罠が仕掛けられていた。家の中は迷路になっており、どこへ行こうとしても必ずある部屋にたどり着いてしまう。そこは映画「ヒステリア」の中で、皆が怪談を話していた部屋だった。ガイドは、今は行方不明になっている「ヒステリア」の映画監督がかつて俳優たちにしたように、怪談を話すまで部屋に閉じ込めたのではないかと言う。ただしその怪談は、本当に起きた出来事でなければならなかった。自分たちを閉じ込めた人物が、同じようにしたのではないかと考えた彼らは、映画と同じように自分たちに起きた怖い話をし始める。

第二のヘザー・グラハムになると言われながらも、なかなか役がつかない女優フィービー。彼女は自分の胸が小さいのが原因ではないかと考える。早速豊胸手術を受けようと整形外科を訪れたフィービーは、ラリー医師からシリコンは異物ゆえに人体になじまず失敗もあると聞かされる。シリコンの代わりとして、臓器移植と同じだと、遺体から取り出した胸の組織を移植することに同意する。手術は成功。胸が豊かになったフィービーに、ついに役が付いた。
ところがそれから異変が起こるように。フィービーと寝る男性に濃いキスマークのような痣ができるのだ。ある晩彼女は俳優のザックと過ごしていると、突然彼女の乳首がなまこの口のごとくぱっくりと開き、ザックの血を吸い出した。慌てて整形外科に向かうと、ラリー医師は死亡して3人の医師たちに献体されていた。彼らが人間の可能性のために吸血乳首を作ったのだといった。

ヘンリーとジュリアは、建築家の集会に乗じて、新婚の頃の情熱を取り戻そうと日本に行った。浮世絵のギャラリーで夫と離れたジュリアは、肌蹴た着物を着る女性の絵の前で、長身の日本人男性に「彼女に何が起きたか知りたくないですか?」と声を掛けられる。日本語がわからないジュリアだったが、絵の女性が何者かに襲わるエロチックな場面を思い描く。気付くと男性は居なくなっていた。
寺へ来た夫婦はそれぞれ、スケッチや写真撮影を楽しむ。墓地を散歩をしていたジュリアは偶然首を吊って死んでいる男性を発見。それはギャラリーで声を掛けた男性で、寺の修行僧セイシンだった。その夜ジュリアは、セイシンに犯されるエロティックな想像に取り付かれた。ヘンリーが目覚めるとジュリアの姿はなく、住職に聞くとセイシンが彼女を連れ去ったのでは、という。住職はお札を書いてヘンリーに渡すと、遺体のそばにあった洞穴に行きそれを飲ませるよう言う。ヘンリーは蛇女と化したジュリアに襲われながらも彼女にお札を飲ませ助ける。

若手監督のスタンリーは、第二のオーソン・ウェルズと言われていた。共通点が多かったレオは彼と仲良くなり、週に2・3度チェスをしながら、何でも話す仲になっていった。ある日レオがスタンリー訪れると、彼の家にニーナという女性がいる。翌日からスタンリーは変わった。レオに連絡を寄越さなくなり、彼は会社に出すはずの台本を完成させていなかった。
スタンリーから電話があって彼の家に向かったレオだったが、呼んだはずの彼は留守をしていた。急遽ニューヨークへ撮影に旅立ったという。レオはスタンリーの家にいたニーナに誘われるまま関係を持った。ニーナは関係を持ったことをスタンリーに告白。彼はドイツに行き、ニーナも去った。時が流れ、スタンリーの弁護士から遺言を聞いたレオは、"死後見せたいもの"を見に行く。それはフィルムだった。スタンリーはニーナと離れたいために、レオとふたりきりにしたのだ。ニーナの正体は吸血鬼だった。

ナタリーの父ヴィンセントは、アメリカのぶどう園を買ったフランス移民の一員。ハンサムで、妻マルティーニが居ながらも女性から好意の的になっている。ある晩妻の親友アニーが食事の席を立つと、ヴィンセントはワインを持ってくる振りをし彼女を追い、関係を持つ。
マルティーニは妊娠。だが同時に彼女の腹には寄生虫がいることがわかり、駆除するための大量の鉄分を飲ませれば、流産の恐れがある。マルティーニは仕方なく、寄生虫を持ったまま妊娠を続けることにする。子供ナタリーは寄生虫とともに成長し、感覚や飢えを共有した。彼女が苦しめば虫も苦しみ、ふたつの生き物は双子のように感じ合った。
産後2年が過ぎ、浮気性のヴィンセントはマルティーニの親友アニーの元へ。マルティーニが精神を病むと、アニーと結婚したヴィンセントは娘ナタリーを引き取った。だがナタリーはなかなかアニーに馴染めず、アニーもそんな娘を次第に虐めるように。ナタリーは虫に助けを求めると、それにアニーを襲わせた。

彼らを閉じ込めた張本人はツアーのガイドだった。彼らの怖い話はそれぞれ終わったが、ガイドに言わせれば結末がないという。ガイドはそれぞれの話に結末を付け、そして出ていった。6人は慌てて彼を追ったが見失い、家で彷徨うことになった。


ブラシスのスコッティことルーク・マクファーレン出演と知って借りてきたDVDですが… とんだ駄作でした 話もオチもつまらないです(特に3話) ウリ(?)のエロもホラーも中途半端 ガイドが付けたオチはかなり酷い! フィービーは彼氏のアンディを殺し、自分の美貌と巨乳のために彼の血を吸います。ヘンリーとジュリアは、ジュリアの触手でヘンリーを絞殺。レオは拳銃自殺。ヴィンセントとアニーはナタリーに毒殺され、ナタリーも自殺です。墓地で散歩とかまるで意味のないニーナの正体とか、ツッコミどころが満載なので普通なら突っ込みながら見るところですが、あまりにつまらなくてつっこむ気も起きませんでした
驚いたのが、Queer as Folkでテッドをやっていたスコット・ロウエルさんが2話のヘンリー役で出ていたこと。全然知りませんでした。懐かしいです。QAF後も活躍していたようで何よりでした。この映画のための来日は、楽しまれたでしょうか。
この映画、「なぜつくった?!」と言わざるを得ない代物ですが、イケメンで男臭いルーク君と久々に元気なスコットさんの姿(+HOTなレオ役TahMoh Penikett君)が見れたので、レンタルだしまぁいいかなという感じです。どちらも女性との絡みは初めて見ました。なんとなく違和感があります。特にルーク君。最近ブラシスでケヴィンとの絡みばっかり見てるせい?
やたら男女の絡みがあるので、苦手な方はご注意ください。(4話はちょっと少なめです)

※ネタバレを含みます。これからご覧になる予定の方は、ご注意ください。

Father_and_Son.jpg
2003年ロシア作品
(左より)父(Aleksey Neymyshev)、アレクセイ(Andrey Schetinin)

アレクセイは軍学校に通う兵士。衛生兵として医療の勉強をしたり、普通の兵士と同じく格闘の練習をしたりしている。ある晩、敵に殺されそうになるという悪夢にうなされる。そんな彼を起こし、優しく抱きしめるのは彼の父親だった。
アレクセイの父は元は軍人だったが、今は退役している。父ひとり子ひとりで育ったアレクセイは、無益な日々を過ごす父を一人に出来ないと心配しているが、そのため、ガールフレンドと上手く行かずに別れを告げられてしまう。彼女にはすでに新しい恋人がいるのだ。
週末アレクセイは父の元に帰る。相変わらず殺される夢や母親が居なくなったときの夢にうなされ、眠るのを恐れている。翌月曜にはまた任務がある。アレクセイの厄介者になりたくないと考える父は、彼に離れて暮らすことを提案するが、アレクセイは父がいなければ幸せにはなれないと言う。
翌日、父の元に若者が訪れる。母親との旅行の途中で寄ったのだという。彼の父は、アレクセイの父の戦友だった。彼は、なぜ父親と母親が離婚し、そして失踪したのかを知りたがっている。父親は自分自身のことを、戦後"人が変わった"と表したが、彼には意味がよく解らなかった。彼は、父親が戦争中人を殺したからではないかと考える。
父は戦友の息子をアレクセイに紹介。退役したときのことを父に聞こうとする彼を、アレクセイは自分の部屋に連れて行く。父の肺は損傷していた。軍でX線写真の見方を習ったときに発見したのだという。軍に懐疑的になっている彼に、アレクセイは、軍に居るのは代々軍人だったからだと語る。彼が去った後、父はアレクセイに真相を語る。彼の父親がある命令で出兵したとき、部隊は彼の父親を残して全滅。それ以後、彼の父親は、その命令を出した上官の命を狙うようになったのだという。アレクセイは父の戦友の息子と会い、彼から父親の話を聞く。ふたりは、同じ"息子"として、心を通わせる。
家に帰ったアレクセイは、これまでの自分の人生は全ては父のためにあったと告白。父にとってもそれは同様だった。アレクセイは父の気持ちに気付き、これからはお互い自分のために生きようと、成人したら家を出ると決意する。


アレクセイと隣に住むアレクセイの親友サーシャ以外に固有の名前がないので、解りにくいあらすじになっています。すいません^^;
子の親離れ(子の成長)がテーマになっているかと思います。
情景的な情緒の描写があり、直接的な心理描写が少ないため、全体的なストーリーは解るものの、シーン毎に見ると、主人公たちの感情や行動において、「なぜそうなったのか?」「何が言いたいのか?」という部分が少々明解さに欠けています。例えば、アレクセイが父から離れる決意をした背景に、父の戦友の息子との出会いや自分の息子の夢を見たということがあるのは解るのですが、具体的にどう作用したのかが解り辛いように感じました。英語字幕で見ていたのですが、恐らく日本語字幕だったとしても、ちょっと解り辛かっただろうという気がします。
とあるシーンだけ見るとやたらホモセクシュアルな感じでしたが、全体を見てみると、そうでないのが判りました。でもとにかく、親子がお互いに向ける視線が凄く熱っぽいです。特にアレクセイが父に向ける眼差しが。前作「Mother and Son」に続いて実験的なフィルムだったようですが、部分的にちょっとやり過ぎ感がw(冒頭のシーンとか) そもそも父息子の間にセンシュアルなものが必要なのかという… まぁそれは置いておくとして、彼らが他の父息子と違うのは、アレクセイ自身の言う通り、「自分の人生は全ては父のためにあった」から故だったと解ります。恐らく母親が居たら(死別か離別かは不明)、これほど親密(あるいは共依存とも言える)ではない、もうちょっと違う関係が築かれていたのではないかと思います。
自分で家を出ることを決意しながら、傷ついているアレクセイの様子が切ないです。自分の人生の全てだった人から離れる寂しさや不安などが感じられました。一方父の方は、寂しく思いながらも、家を離れ独り立ちしていく彼を頼もしく感じているように見えました。

※ネタバレがあります。これからご覧になる予定の方はご注意ください。
SinCity.jpg
ハーディガン(ブルース・ウィリス)

-あらすじ-
刑事のハーディガンは狭心症で、医者から引退するよう言われている。この日彼は、30年に及ぶ警察勤務に終止符を打とうとしていた。ハーディガンが追っているのは連続殺人犯のロアーク。彼は11歳の少女ナンシーを監禁。ハーディガンは隠れ家から逃げるロアークを波止場で追い詰めるが、相棒のボブに背後から撃たれる。彼はロアークの父である上院議員に買収されていたのだ。更に正面から撃たれたハーディガンは、その場で意識を失った。

恋人ゴールディと時を過ごしたマーブは、目覚めると隣で彼女が殺されているのに気付く。ハメられたと気が付いた彼は、アパートを離れ、追ってきた警官らを撒いて馴染みの酒場へ向かう。酒場で突然二人組の男に銃を突きつけられたマーブだったが反撃。誰に頼まれたかを聞き出すと、芋蔓式に最終的な依頼者を探し当てる。彼を陥れようとしたのはロアークだった。マーブは行くように言われた農場へ向かう途中、ゴールディに良く似た女性に命を狙われる。彼女のことを気にしながらも、農場へ向かった。
農場へ付いたマーブは、背後から突然何者かに襲われる。気が付くと彼はバスルームに閉じ込められており、バスルームの壁には数人の女性の頭部が壁掛けに加工され飾られていた。マーブが人の声に気が付いて振り向くと、そこには彼の保護監察官ルシールがおり、彼女たちは頭だけ残して食べられたのだと説明する。彼女もまた食べられようとしていた。
彼らを閉じ込めた犯人ケヴィンが去った隙に窓の格子を壊して逃げたマーブとルシールだったが、農場に警察のヘリがやってくる。ルシールは保護監察官だと身分を明かしたが撃たれ、マーブはそばにあったオノで応戦する。
上院議員ロアークの背後に居るのは彼の兄の枢機卿。マーブは彼を殺す理由を探すため、ゴールディ殺しの証拠集めを始める。ルシールからゴールディが高級娼婦だと聞いていたマーブは、娼婦たちが集まるオールドタウンに向かったが、そこで再びゴールディそっくりの女ウェンディに襲われ囚われる。彼女と娼婦たちは居なくなった6人の仲間を探していた。マーブが農場のバスルームで見た女たちだ。彼はウェンディに、自分はハメられたのだと説明する。納得したウェンディたちは彼を解放。ウェンディは、ロアーク枢機卿が彼女の双子の妹ゴールディの上客だったことをマーブに話す。
マーブは農場までウェンディに送って貰うと、用意したゴムホースやのこぎりなどで、復讐の準備を始める。彼は森に罠を仕掛けるとケヴィンを誘き寄せ、手錠で自由を奪った。そしてケヴィンの手足を切り落とすと体を犬に食わせ、首を落として止めを刺した。
マーブは気を失ったウェンディ(マーブが残酷な場面を見せまいと殴った)なじみのバーで働くナンシーのところへ連れて行くと、彼女にウェンディを送るよう頼み、町へ戻ってロアーク枢機卿を追う。
教会についたマーブは見張りを倒し、枢機卿が眠っている塔に進入。彼はケヴィンとともに娼婦たちを食べたといい、それをゴールディに知られたから殺したと言う。それを聞いてマーブは枢機卿を殺害。警備員に撃たれたが助けられ、娼婦やケヴィン、枢機卿の殺害犯とされ、裁判で死刑の判決を受けた。処刑前、面会に来たウェンディと時を過ごしたマーブは、電気椅子に掛けられ処刑された。

クラブでウェイトレスするシェリーの元に、ボーイフレンドのジャッキー・ボーイが訪れ、部屋へ入れるよう騒ぐが、彼女は彼の暴力に嫌気が刺しており、新しい恋人ドワイトを部屋に連れ込んでいる。脅されしぶしぶ部屋に入れるシェリー。ドワイトはバスルームに隠れており、用を足しに来たジャッキー・ボーイに、彼女に近づかないよう脅しを掛ける。ドワイトは先に部屋を出たジャッキーを追い、オールドタウンに向かった。
速度超過でジャッキー・ボーイを追うパトカーだったが、彼らがオールドタウンに入ったため引き返す。そこは法が通用しない町だった。ジャッキーらは執拗に一人の娼婦に付きまとうがバカにされ、彼女に銃を突きつけた途端、彼女の仲間ミホに殺害される。ジャッキーの身元を探っていたドワイトは驚愕する。彼は警官だった。ここで問題を起こしても、それが警官であれば殺害しない、というのが警察とこの町が決めたルールだった。彼らはそれを破ってしまったのだ。
ルールを破ったことで警察の保護が受けられなくなり、再びオールドタウンが無法地帯になるのを恐れたドワイトは、女たちに車を用意させ、遺体を処分することにする。ところが用意された車は途中でガス欠。ドワイトは車を押しているところを撃たれる。
死んだと思われたドワイトだったが運よく弾はジャッキー・ボーイの警官バッジに当たり助かる。何者かに雇われた傭兵を倒し、追ってきたオールドタウンの女たちに助けられる。ドワイトはオールドタウンにスパイがいることに気が付き、まずはジャッキーの首を取り返しに向かう。
オールドタウンではリーダーのゲイルが囚われており、仲間のベッキーが彼女に、脅されて裏切ったことを告白する。
ミホらからゲイルが囚われていることを知ったドワイトは、取り返したジャッキー・ボーイの首と交換に、ゲイルを引き渡すよう要求。相手が首を受け取ったところでドワイトは起爆スイッチを入れ首を粉々に。またそれを合図に女たちが一斉に飛び出し、彼らを一掃する。

目覚めたハーディガンは、自分が病院にいることに気が付く。そして彼の前に立っていたのはロアーク上院議員。彼はハーディガンに少女への暴行の罪を着せるつもりなのだ。彼は怪我が治ると、少女への暴行を自白させようとするロアークの者に暴行を受けた。
それから8年、毎週木曜にロアークの被害者ナンシーから偽名で手紙が届いていたが、ある週を境に全く手紙が届かなくなった。彼女の身になにかあったのでは、と心配した矢先、彼の元に女性の切り取られた指が送られてくる。ナンシーの身を案じたハーディガンは、彼女への暴行を自白する。
出所したハーディガンはナンシーを探すが、家はもぬけの空。部屋に落ちていたマッチを手がかりにバーへ向かう。ナンシーはバーでダンサーをしており、ハーディガンを見つけると二人は追っ手を恐れて店を出ることにする。車を走らせている途中追っ手に銃撃を受けたがハーディガンがナンシーの銃で反撃。傷を負わせた後、二人はモーテルに宿を取る。
お互いに愛情を感じあったハーディガンとナンシーだったが、彼女はまだ19歳。必死で感情を抑えるハーディガン。気を落ち着かせようと一人でシャワーを浴びている隙に、追っ手にナンシーを捕らえられる。追っ手は整形手術が施され人相が変わったロアークの息子だった。ハーディガンは首に縄を掛けられ、ナンシーは薬を打たれ動けない状態に。ロアークは彼女を連れ出し、去り際にハーディガンの足場を取り去った。
首の縄が絞まり、あきらめて徐々に意識を失い始めるのに任せるハーディガンだったが、ナンシーのことを考えて思い直し、振り子のように体を揺らして近くの窓ガラスを割り、その欠片で縄を切った。
死体を引き取りにきたロアークの手下から彼の居所を聞いたハーディガンは、その場所、農場に向かい、ナンシーを救い出すのに成功する。ハーディガンは、ロアークを追い詰めるための証拠を探すといって彼女を帰し、これ以上ナンシーに危険が及ばないよう、自らの命を絶った。


-レビュー-
3人の主人公の話が交錯するストーリーも面白かったのですが、なにより興味深かったのは、全編を通してコミックを意識して作られているということ。まるでコミックのコマから抜け出したような構図、そして演出。見ていると、元になったコマはこんな感じなのでは?と、構図が頭に浮びます。(ちなみにこのコミックは未見です。まだ売ってる?) 
セットで撮ったのかCGなのかよく分かりませんが(まだメイキング等見てませんが、それで分かるのかな?)、背景がなんだかうそ臭いというか、違和感があります。それもそのはずで、主人公たちの髪が風になびいていても、そばにある草や枝が揺れていないのです。雲もまったく動いていません。そんな背景はとても無機質な感じなのですが、同時にモノクロコミックらしい淡々とした様相を醸し出してる気がします。そして、動いているのに止まっているような、止まっているのに動いているような不思議な感覚にとらわれます。コミック原作ならではの面白い演出だと思いました。
さてストーリーですが、二人目の主人公マーブのがとても怖かったです。だって食人…(汗) ケヴィンのことは、最初オタクな殺人鬼と聞いていたので、想像を遥かに超えていたキャラに慄きました。痛みを感じないのかなんなのか、手足を落とされても犬に食われていても、まっすぐ前を見つめて叫び声ひとつあげないケヴィンが不気味で仕方ありません。しばらくイライジャ君の顔が見れなくなりそう… 最大のタブーを犯しておいて、神に会えたとか見えたとか言う枢機卿も訳が分かりません。
基本的に勧善懲悪でないというのか、悪人が葬られることがないので、なんとなく胸にもやもやしたものが残ります。ハーディガンのときは特にそんな感じ。相棒にも裏切られ、最後はロアーク上院議員を捕らえられない無念、ナンシーへの愛情を遺しながら亡くなります。3人目の主役ドワイトの話は、全面戦争を決意したところで終わってますが、あの後警察の援軍が次々とやって来て、彼女らは一掃されたのでは、と不安に残る部分があります。これらのエンディングに納得してないわけではないけど、無情感が残りました。
ところで最後、ベッキーはどうなったと思いますか? 電話を切る時の彼女は、なにか覚悟していたように見えました。あの医者はもしかして冒頭に出てきた(見た目は違うけど整形した)殺人犯? というか冒頭の人は誰? 殺人鬼は他にも沢山いるってことなんでしょうか。

※ネタバレがあります。これからご覧になる方はご注意ください。
LoversDoragon.jpg
"シューパクロン"・ハクフォン(張[木百]芝 セシリア・チャン)
"トリの羽根"・ガイ(呉鎮宇 フランシス・ン)
「小白龍-情海翻波 the white dragon」 2004年 香港作品

天下の義賊シューパクロンことハクフォンは、笛の音で盲目の殺し屋"トリの羽根"を誘き寄せ、彼を倒そうと計画したものの、返り討ちに遭う。ピンチの最中、ハクフォンはシューパクロンとなったきっかけを思い起こす。
ハクフォンは裕福な家庭で育った平凡なお嬢様。楽器演奏が得意で、学校では彼女の独奏会が開かれることも。ハクフォンは独奏会で第二王子のティンヨン殿下と出会い、玉の輿を夢見ている。そんな彼女の人生を変えたのは、数日後にティンヨン殿下とのデートを控えた晩だった。
依頼でハクフォンが通う学校の校長を暗殺に来た"トリの羽根"。彼が目的を果たすと、そこへシューパクロンが現れる。彼女は戦いの末倒れるが、そこへハクフォンが偶然現れる。死期を悟った彼女は、ハクフォンに力を授け、義賊として戦うよう言い残す。ハクフォンは二代目シューパクロンとなった。
殿下とのデートを迎えたハクフォン。二人は楽しい時を過ごすが、殿下が部屋に戻るとそこには"トリの羽根"が。それは殺し屋"トリの羽根"の殺人予告だった。"トリの羽根"は悪人しか狙わないため、ハクフォンは「殿下はよい方だから狙われるのは間違い」と慰めるが、殿下は「前にも命を狙われたことがある」と怯える。ハクフォンは彼を守ると誓う。そうしてハクフォンは、"トリの羽根"を追うことになったのだ。
死を免れた先代シューパクロンから、「どんな者にも急所はある」と教えられたハクフォン。再び笛の音で"トリの羽根"を誘き出し、罠に嵌めて彼のツボというツボを突くが倒せず。彼の股間を蹴り上げるも、反対に自分の足を骨折してしまう。
骨折の痛みで気絶したハクフォンを、自宅へ連れ帰って介抱した"トリの羽根"。彼女のわがまま振りに呆れながらも、彼女の笛の音に惹かれており、彼女自身にも惹かれていった。ある日、饅頭嫌いのハクフォンのために、点心・小龍包を考え出す。その夜、"トリの羽根"の身の上を聞いたハクフォンは、星が見たいという彼のために笛を吹く。彼が殺し屋をやっているのも、目を治す資金を集めるためだった。"トリの羽根"は初めてハクフォンに本名を名乗る。彼の名はガイといった。
ハクフォンはガイの買ってきた伝書鳩を使ってティンヨン殿下と手紙のやり取りを始める。ある日ガイは、落ちた手紙を拾うとそれを都でロクに見てもらい、それがハクフォンがティンヨン殿下に宛てたものであることを知る。偶然お忍びで店へ来たティンヨン殿下に遭遇したガイは、彼を殺そうとする。だが、ハクフォンへの土産を見てる彼を見て、ふたりが愛し合っているのを感じ取り、彼を殺すのを止める。
ハクフォンに「ティンヨンを殺さないで」と言われ、もみ合っているうちに背中の急所を刺されたガイ。ハクフォンは彼の元を飛び出し、"トリの羽根"はロクの元へ行き、殺し屋を辞めると宣言する。目を治すことを諦めた彼は、貯めた金を川に投げ捨てる。
ハクフォンの元へ現れた殿下。彼女に求婚する。それを受けたハクフォンだったが、彼女の心には迷いがあった。
ガイが殺しの依頼を断ったことで、仲介役のロクが暴行される。それを見ていたガイは自ら名乗り出、近く処刑されることに決まる。殿下にガイの命乞いをしたハクフォンだったが断られ、処刑日当日、ハクフォンは殿下との婚約を解消しシューパクロンとなって、処刑を急ぐティンサン皇太子と対峙する。皇太子が処刑を急いだのは、彼がティンヨンの殺害を依頼したからであり、口封じのためにガイを殺したいからだった。皇太子は捕らえられ、ティンヨンが皇帝となった。
ガイは罪はあるものの次期皇帝の命を救ったということで恩赦に。二度と殺しをしないという条件で許される。ハクフォンにも栄誉が与えられる。
皇帝の計らいで目の手術をしたガイだったが、手術は失敗。ガイは、急所を刺されたとき一瞬だけ見えたハクフォンの顔を脳裏に刻み、ハクフォンは一生ガイの目になると誓った。


タイトルを見て普通に恋愛ものかと思ったら(しかも相手役は殿下のほうかと)、ギャグも満載だったので笑うと同時に驚きました。
まず冒頭の独奏会のシーン。かわるがわる色々な楽器を弾き(ひとり女子十二楽坊w)、最後に琵琶のような楽器(知らんがな)をハードロックかヘヴィメタルよろしく弾いて叩き壊す。むちゃくちゃで笑えました。
大爆笑だったのが、先代シューパクロンがハクフォンに力を授けるシーン。原語ではなんて言ってるのか分かりませんが、字幕だと先代が「ダウンロード」って言って、いきなりウィンドウズのコピー中のアニメーション(紙が左から右に移動していくアレ)が表示!(笑) 後日の先代の「焦ってたからブロードバンドで送った」という訳わからん説明も可笑しかったです。シューパクロンになったハクフォンが、真っ先に友達の家に押し入ってたのがまた笑えました。実は友達のこと好きじゃなかった?w 単に間取りや警備の様子が知れてるからかな?
ハクフォンがガイの股間を蹴って、逆に足の骨を折っちゃうのも有り得なさすぎw 「鍛えてるから」ってどんな風にどんだけ鍛えてるんだってw それか、鉄で出来たパンツかふんどしでも付けてるんでしょうか。
ハクフォンと殿下のデートもさりげなく可笑しかったです。オレンジのマウスピースとかw 木で出来たローラーブレードって斬新でした!
あとは、マックとかケンタッキーとか、時代錯誤ネタが満載でしたw
キャラで可笑しかったのはゲイヤン。研究が熱心過ぎて、そばでハクフォンが盗みを働いていても気が付きません。アイスの棒みたいな検査薬に「陽」って書いてあるのが笑えます。陰性のときは、反応しないんだから「陰」とはでないのかな? ここのところよく解らなかったのですが、殺人依頼の羽根だけ先に撒いておいて、後でガイに殺人依頼したってことで合ってるでしょうか?
肝心のジャンユーさん演じるガイですが、変な髪形で出てきたので、最初は変な人かと…。見えないから髪形にもこだわらないんでしょうね。見えないのに松葉杖作ったり車椅子作ったりできるのが凄い! 器用過ぎます! 
ガイが殺し屋を辞めようと決意した後の、ハクフォンとのシーンが見ものでした。今までそれで特に不自由も無く生活できていたのに、ハクフォンの顔を見たいということで、急に目が見えないことによるもどかしさや苛立ちを感じ始めたのがよく解ります。ガイの彼女への気持ちとは裏腹に、まだガイへの気持ちを自覚して無いハクフォンの態度を見ると、切なくて胸が痛みました。最後、手術が成功しなくて結局見えないままだったのですが、彼の目が見えないことで一層絆が深まった気がして、あれはあれで良かったのかもしれないと思いました。
振られた殿下はちょっと可哀想でしたが、婚約破棄の理由も納得してるようなのでよかったかな。
余談ですが、特典のイップ監督が笑えますw 凄く楽しそうな撮影現場でした。

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2012年09月10日発売(amazon.co.uk)

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  • Author:ゆうき
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    割りと飽きやすいので感想が完走してないのも多いです(^^;
    たまに萌えが炸裂している感想もあるのでご注意下さい。(一応直前に警告文を入れています)

    画像は「ブラザーズ&シスターズ」のケヴィンことマシュー・リースさんです♡ 出演作をレビューしています。

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